RFPとは「Request For Proposal」の略で、「提案依頼書」と訳されます。

自社のシステム構想や要求を示し、ベンダーにシステムの提案をお願いする文書のことです。

言い換えると
「こういうシステムを入れたいんだけど、具体的な提案をお願いできますか?」
という文書のことです。

RFPには、システム導入に関するすべての要求事項を記載します。「システムにほしい機能」はもちろんですが、例えば「スケジュールは8か月以内」「予算は2000万円以下」「365日稼働させる」「バックアップは1年分保存する」「著作権は当社が持つ」「ベンダーとの定例進捗会は週1回、当社会議室で」「コミュニケーションは当社標準の○○○ツールで」など、ベンダーに提案してもらいたいあらゆる関連項目を盛り込みます。

これらRFPを候補ベンダーに提示することで、各ベンダーはシステム導入の条件を正確に把握することができます。ベンダーはこのRFPに基づき、自社の要求に沿った提案書を作成し、提案プレゼンテーションを実施してきます。

各社から平等な条件で提案を受けているため、比較が容易となります。最後は各社の提案の中から自社に最適な1社を選び、結果を通知します。


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(↓RFPの詳細説明はこちら↓)
RFPとは何か?
RFIとRFPの違いは?
RFPの5大メリット
RFPを提示する前にNDAを交わす
RFPを出した後に何をやるのか?

(↓RFPのサンプルはこちら↓)
RFP(提案依頼書)の目次の作り方(サンプル付き)
RFP(提案依頼書)とRFP別紙の作り方(サンプル画像付き)

(↓RFPに関するコラムはこちら↓)
RFPのジレンマ ~ 詳しく書きすぎると高額になる ~
RFP後のベンダー提案プレゼンで話しているのは誰?
なぜそのRFPはベンダー見積もりが10億円を超えてしまうのか?
立派すぎるRFPが失敗する本当の原因とは?
RFPの非機能要求は情シス/IT部門が合意に責任を持つ
RFPなど上流工程におけるIT部門/情シスの「受領資料を読まない病」を克服する