プロジェクト計画書を作り上げたならキックオフ!

プロジェクトを立ち上げ、プロジェクト計画書を作ったなら、いよいよ「キックオフ」ミーティングです。

プロジェクトのキックオフとは、プロジェクトの概要を関係者全員で共有し、今後の進行をスムーズにしていくためのものです。さらには「頑張っていきましょう!」と盛り上げていく儀式でもあります。

つまり、キックオフは「プロジェクト計画書」とセットで行うものです。

そして、当日のキックオフには「アジェンダ」が必要です。

このアジェンダは、いろいろなパターンはあると思いますが、私はいつも以下のフォーマットを使いまわしています。

 
 

キックオフAgenda(サンプル)


(※ 画像をクリックすると、大きな画像が表示されます)

 

1. プロジェクトオーナー挨拶

プロジェクトオーナー自らの言葉で、プロジェクト方針を語ってもらうことは非常に重要です。会社としての本気度が伝わり、メンバー全員に良い緊張感が生まれます。
 

2. プロジェクトメンバー紹介

まずはプロジェクトマネージャーから、プロジェクト計画書に記載の「プロジェクト体制図」を説明してもらいます。次に参加メンバーから一言ずつ挨拶してもらいます。参加意識を高めたり、場を和ませたり、ポジティブな空気にしたりする効果が期待できます。
 

3. プロジェクト概要説明

次に、プロジェクトマネージャーの言葉で、プロジェクト計画書の前半部分の「背景」「概要」「目的」などのプロジェクト概要を説明してもらいます。メンバーにプロジェクト概要を認識してもらう、キックオフの「メインパート」です。さらにはプロジェクトマネージャーの熱量を示し、プロジェクトのヘッドを認識させる儀式にもなります。
 

4. プロジェクト運営方法説明

プロジェクト計画書の後半部分に記載されている「進捗管理」や「課題管理」などの方法を説明します。全てのパートをプロジェクトマネージャーが説明してもよいのですが、プロジェクトの事務局として「PMO」を認識してもらうことも重要です。そのため、あえてPMOが説明することを推奨します。
 

5. 質疑応答

プロジェクト計画書を一通り説明が終わったら、その内容について質問を受け付けます。
 

6. プロジェクトマネージャー挨拶

最後にプロジェクトマネージャーから決意表明をしてもらい、今後の協力を呼びかけ、キックオフは閉会します。

 
 

キックオフの進め方

キックオフの進行役は「PMO」の方がよいでしょう。

プロジェクトオーナーやプロジェクトマネージャーは、挨拶するパートもあり、どっしりと構えて威厳を出してもらった方がよいといえます。

PMOは事務局の役割もあり、進行役はPMOの役割そのものといえます。

また、PMOがキックオフで進行役を務めることで、今後の定例会など各種打ち合わせを仕切りやすくもなります。

 
 

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プロジェクト計画書の作り方(サンプル画像付き)
プロジェクト体制図と役割分担表の作り方(サンプル画像付き)
 
 

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※ 弊社で公開しているサンプルについては、基本的に画像のみの提供とさせていただいております。ファイルデータのダウンロードを可能とすると、内容の吟味をせずにそのまま流用し、トラブルに発展する可能性があるためです。画像データから文字起こしを行う過程で、それぞれのプロジェクトの状況に合わせてアレンジしていただければ幸いです。